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2012年3月 7日 (水)

火星のプリンセス

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この春公開予定のディズニー映画「ジョン・カーター」の原作本が、昨日(3月6日)小学館文庫より発売されました。
火星シリーズ第1巻「火星のプリンセス」です。
SFファンならご存知の方も多いと思いますが、かって角川書店や、東京創元社から出版されたヒロイックファンタジーの不朽の名作です。

原作がエドガー・ライス・バローズと聞いてもあまりピンと来ない方も、密林の王者ターザンの作者といえばわかっていただけるのでしょうか?
バローズ作品はは、スターウォーズをはじめ、数々のSFやファンタジー作品に多大な影響を与えています。
未来の話なのに「舞台装置や背景、衣装や小物類が古代や中世みたい」的な設定の大本はバローズ作品を読めば「ああ、ここが本家か」と納得できるはず。
新しいところでは「アバター」などが、まるでバローズの火星シリーズです。

第2巻「火星の女神イサス」、第3巻「火星の大元師ジョン・カーター」と本のほうは続きますが、映画「ジョン・カーター」はそれら3巻を基にしているようです。
映画はタイトルからまったくSFらしさを剥ぎ取り、女性も含めた広いファンを取り込もうという意図が見えますが、まあそれがディズニーらしいところです。

と、長くなりましたが書籍版のカバーを私が担当していますので、ぜひ皆様、映画公開の前に原作をお読みください。

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