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2011年7月

2011年7月27日 (水)

Love & Peace、7月26日から始まりました。

Lp201101イラストレーション、写真、紙版画など、表現技法はさまざまですが、平和に対する強い、あるいは静かなメッセージが伝わってきます。
Lp201102招待出品の韓国人作家の作品にはストレートなメッセージを感じます。
Lp201103

Lp201104チャリティー用のクッキーの評判がすこぶるいいです。
Lp201105会場には試食用のクッキーもおいてあるので、ご来場の際、購入前にぜひ味見してみてね。

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2011年7月22日 (金)

冒険教室のイラストがポストカードになりました。

絵柄は全5種類。
東日本大震災のチャリティーとして、PINの会「LOVE & PEACE展」の会場で販売します。

また、販売はしませんが、冒険教室の浮きガス研究所が、今回自然エネルギー研究所として看板を新設し、B1サイズのポスターとしても展示されます。
これまでこのWEB上でしか会えなかったコロンやハーネル、チュチュに、ぜひ会いに来てください。

64ポスターの一部です。ポスター用に新たにキャラクターが加わり、にぎやかになっています。全貌はぜひ会場でご覧ください。

ポストカード以外にも、PINの会オリジナル・イラストクッキーやレターセット、季節商品の手ぬぐいなどもあります。
※チャリティの売上金は、全額を中日新聞および「Think the Earth基金」へ寄付いたします。
詳しくは前(7月21日)の記事をご覧ください。


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2011年7月21日 (木)

今年も市民ギャラリーでLOVE & PEACE.

年1回開催している展覧会ですが、今年で23回目。
途中会場の都合などで開催できなかった年もありますので、会としては25年以上の歴史を刻んできました。
わたし自身は20年ほど前から参加していますが、今年ほど頭を抱えた年はありません。
身近に起こった大きな災害を目の当たりにして、創作する気力が失せてしまいそうになったり、そもそも創作活動をする意味ってなんだろうということを考え出して、制作の手が止まってしまいました。

そんな中で、わたしたちにできることで少しでも役に立つことをと考え、LOVE & PEACE展では初めての全額寄付のチャリティー販売に取り組むことになり、ようやく制作の気力が出てまいりました。
3.11の震災をLOVE & PEACE展に絡めることや、チャリティーに反対の立場のメンバーもいるためチャリティーは希望者のみが行いますが、ぜひ皆様ご協力をお願い申し上げます。
Lp2011dma
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東日本大震災チャリティー販売について

今年3月、言葉に尽くせない悲惨な大震災が東日本を襲い、今もなお多くの方々の生活がおびやかされたままです。

東海地方では近い将来に大地震が起こると言われ続けてきたなかで、今回の震災で苦しむ方々を、「ありえたかもしれない、そしてこれからありうる自分の姿」と捉えている人も少なくないと思います。

PINの会では毎年終戦記念日の時期に、「LOVE & PEACE」と題した展覧会を開催し、「愛」や「平和」について想いを巡らせる機会としてきました。
今回はそうした想いを皆さまと分かち合いながら、具体的な支援の一助になればとチャリティー販売を行うことにしました。
売り上げの全額は、中日新聞および「Think the Earth基金」へ寄付いたします。

日頃、グラフィックデザイン、イラストレーション、フォトグラフィー、コピーライティングの分野で社会と関わりのある私たちですが、その技術でもって微力ではありますが、被災された方々に対してなんらかの貢献ができれば幸いです。

ぜひ、ゆっくりとご覧いただき、チャリティーへのご協力もよろしくお願い申し上げます。

PINの会
Lp2011dmb
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「23nd P.I.N.EXHIBITION “LOVE & PEACE 2011」
会期:2011年7月26日(火)~7月31日(日)
   9:30~19:00(最終日は17:00まで)
会場:名古屋市民ギャラリー栄7階第2展示室
住所:名古屋市中区栄四丁目1番8号
   中区役所朝日生命共同ビル
   TEL:052-265-0461
主催:PINの会(Peaceful creators In Nagoya)
協賛:セントラル画材株式会社
後援:“反核・日本の音楽家たち”名古屋
   核兵器廃絶・平和を守る名古屋舞台人の集い
   核戦争に反対する医師の会
交通:地下鉄東山線・名城線「栄」下車12番出口東へ徒歩1分
   市バス「栄」下車徒歩5分


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2011年7月 7日 (木)

86-耳の活躍。

え、どうして知ってるの?
驚いたのはこどもたちばかりではありません。
ヒーゲル先生もリカ機関長もパックさんも、ワタリノフ航海士とさかさになったラムネド王子をいっせいにながめました。
ラムネド王子の顔がみるみる青ざめていくのがわかります。
「お、おまえは何者だ。ぼくを殺しにきた空の一族の者か?」
王子の声が震えています。
ワタリノフ航海士はそれには答えないで、ヒーゲル先生たち大人だけを手招きし、少し離れたところに集めました。

こどもたちは大人たちが何を話しているのか気になりましたが、小声で話しているので聞き取ることができません。
「なんか気になるよな」とトビーが言うと、
「変よね」と、とコロンも大人たちのようすが気になっています。
「そういえば、飛行船を降りるころからカケローニ先生のようすもいつもと違っていたわ」
ラムネド王子を背負ったハーネルが、トビーとユキの顔を見て目で何かを伝えました。
トビーとユキもハーネルが何を言おうとしたかすぐにわかりました。
二人とも目でうなずいただけで一言もしゃべることはありません。
そのときハーネルがコンラッドに、ラムネド王子の足に巻いた葉っぱのぐあいをみてほしいと大きな声でたのみました。
86「ツルがほどけかかっているみたいなんだよ」
「え、さっき見たけど大丈夫だったぜ」と言うコンラッドを、コロンが腕をひっぱてハーネルの背中側に連れて行きました。
コトとポンゴもハーネルの周りに集まってきました。
みんなもハーネルが何を言おうとしたのか気づいたようです。
チュチュはさかさまになっている王子の顔と向かい合って、もう痛みは楽になった?と心配そうに聞いています。
トビーとハーネル、ユキ、三人の耳がワタリノフ航海士たちのほうに向けられていることに大人たちは気づいていないようです。

〈自分が先ほど手に入れた新しい情報では・・・〉
小声だけどよくわかるぞ。ワタリノフ航海士だ、とトビーは心の中でつぶやきました。
〈彼ら・・・アンブレロッサ王国の一団が、ものすごい数でもうすぐこの島にやって来る。そしてその目的はもちろん浮きガス祭りの見学ではないらしい〉と、そんな内容です。
〈それが例の“空で起こるかもしれない不穏な事態”の正体ってこと?〉
今度はリカ機関長の声だ。パックさんが浮きガス増産計画、とかなんとか言ってるぞ・・・。
トビーはさりげなくユキのほうを見ましたが、ユキも〈ちゃんと聞こえているわよ〉と言うように、少しうなずいてみみせました。
ふおんな事態・・・って、どんな事態なんだ?
ハーネルも大人たちの声を聞き取っていますが、意味がよくわからないようです。
どっちにしろあまりいい状態じゃないってことだよな、これは・・。
〈この二つのことが一つにつながっておるとしたら・・・とにかく早く飛行船に戻って、これからのことを船長たちと話し合わにゃならんな〉
〈時間がない、ぐずぐずしてはいられませんよ〉
ワタリノフ航海士のこの言葉で立ち話は終わり、大人たちはこどもたちのところに戻ってきました。

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