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2011年4月15日 (金)

ダイコンの花。

00 これはダイコンの花だ。
普段スーパーなどで買ってくるものは、茎は付いていても花までは付いていない。
当然である。
花が咲くほど育ててしまっては、肝心なダイコンのほうに“す”がはいってしまうからだ。
したがって日常でダイコンの花を目にする機会はごく稀である。
しかし、その稀がわたしの部屋に来てくれた。

01 本当のことを正直に告白すれば・・・、実は家人の姉が自家製農園で収穫した土付きダイコンを、段ボール箱に詰めてたくさん送ってくれたのだが、一度に食べられずぐずぐずしていたために、残った数本が箱の中で茎が伸び、花芽まで出てしまった結果なのだ。

02 日のあたらぬ箱の中で、横になったまま茎が青白く伸びたダイコンを、水を張ったボールの中に浸し一晩措いてみたら、植物の定めなのか重力に逆らって、すっくと立ち上がってきたではないか。
あまりのけなげさに心を打たれ、そのうちの2本をダイコン本体から切り離し、ガラスの花器に移してみた。
安価ではあるが、実にすがすがしいながめだ。

03 「だいこんの花」といえばすこし年かさの方なら、かの名優森繁久彌氏主演のテレビドラマを思い出すかもしれない。
妻をなくした男が在りし日の妻を「素朴だが美しく控えめな人」と称していたようであるが、このダイコンの花を見ているとその意味が大変よくわかる。
どのくらい観賞用の花として生き続けてくれるかはまだわからないが、その寿命の尽きるまで見守ってやりたい。

04 余談だが、茎から切り離したダイコン本体のほうは、昨夜煮物にしてありがたくいただいた。
思ったほどすは入っておらず、口の中で解けるような食感に日本酒が一段とうまく感じられたことに感謝したい。

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