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2010年12月17日 (金)

46-世界郵便協会。

オデッセイ号は順調に飛行を続け、熱帯地方の空にさしかかっていました。

「きょうの午前中は、手紙を書くことにする」
第1限目開始早々のカケローニ先生の言葉です。

「実はきょうの昼過ぎに郵便集配の人が来るのでそれに間に合うよう、みんなご家族に便りを出してほしいんだ。
きっと心配してると思うから」
「先生、こんな空の上に、しかも飛んでいる飛行船の上に郵便の集配があるんですか?」
ポンゴが質問しました。
「もう少し先の海域にある島に“世界郵便協会”の支局があって、そこからこの飛行船に集配担当の人が来てくれることになってる・・・はずなんだ」
カケローニ先生もちょっと自信なさげのようすです。

「いい機会だから“世界郵便協会”のことについて復習してみよう。
船による――つまり海に浮かぶ船のことだけど――航海時代からあるシステムだけど、このことはみんな授業で習ったからわかるよな」

461f 「はい」「はい」「はい」
数人の手があがりました。

「コンラッド、話してごらん」
とカケローニ先生がうながしました。

「それぞれ別々に生活していた空の種族と、ぼくたち陸の種族が共同で暮らすようになったおよそ120年前に、空の種族が中心となって友好記念事業としてユーラップ地方で始まりました・・」
「はい、はい!」
「ハーネル、まだおれが話してるんだから静かにしろよ!」
「コンラッド、続けて」
というカケローニ先生のあとおしがあったので、ハーネルにアカンベーをしながらコンラッドが続けました。

「最初は陸続きの地域や国どうしの小さな事業でしたが、海を隔てた国にもその輪が広がり、今ではアメリア地方、オセバニア地方、もちろんぼくらの住んでるアイジア地方や小さな島まで郵便でやり取りができるようになっています。
以上です」

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A. 連載童話」カテゴリの記事

コメント

こんにちは
いつも素敵なお話をありがとうございます
。今回のは特に面白いですね!!
三浦先生の想像力がどんどん発展して話が広がってるという感じで、素敵です。
三浦先生をTVチャンピオンで拝見した時は
それはもうハンサムだなと
作品も素晴らしくてすぐ大ファンになりました。だから優勝した時は物凄い嬉しくて万歳したのを覚えています
今のままで充分、浄化されて仏様のように
おだやかな先生なのに更に浄化して・・
どうなってしまうのでしょう??素敵すぎます
最後に首を傾げて恥ずかしそうな顔をしていた三浦先生が可愛すぎて胸キュンでした!!
TVチャンピオンは物を製作する過程を見るのが面白いし、人が専念している姿が好きなので面白い番組でした。
まぁ、、、三浦先生以外は覚えてませんけど。。。☆三浦先生のお返事を拝見する度にいつもトキメキすぎて幸せです。

投稿: ナカムラ | 2010年12月17日 (金) 17時32分

ナカムラさんへ。

゜.+:。(*´v`*)゜.+: 。
(゚ー゚; 。
幸せすぎるコメントに絶句です。

絵がメインの物語で、文章はほんのちょっと、というつもりで始めた「冒険教室」ですが、キャラクターが増えるごとに彼らが勝手に動き出してしまった、というのが実感です。
小説家がよくそんなことを言っているのを聞いて、ほんまでっか?って思っていましたが、どうも本当のようです。
なので、最近絵作りする時間が足りなくなってきました。

投稿: ミム | 2010年12月17日 (金) 23時06分

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