« 18-おひろめの日。 | トップページ | 20-テスト飛行。 »
この里山があるミノール市は、市が誕生して今年でちょうど500年になります。3年前その特別記念の仕事として市は初めての飛行船を作る計画を立てました。クルミスキー市長はそのために3年間準備をしてきました。飛行船のことは一部の関係者だけに知らされて、むこう山の雑木林の奥でだれにも知られず建造が行われてきました。
「ただいまからテスト遊覧飛行に移ります」役所の人が市長をはじめ、何人かの関係者を飛行船の前に案内しています。その中には校長代行のカケローニ先生と、ヒーゲル先生の姿も見えました。カケローニ先生は少し緊張していますが、いつものようにトコトコと走って前に出て行きました。
2010年9月23日 (木) A. 連載童話 | 固定リンク Tweet
この記事へのコメントは終了しました。
この記事へのトラックバック一覧です: 19-ミノール市誕生500周年。:
コメント