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2010年9月19日 (日)

17-校長代行。

「こどもたちがいろんなところに出没しているようですね」とカケローニ先生は少し困った顔をしながらベリーティーをすすりましたが、その目は笑っています。
「立ち入り禁止区域にもな。まさに興味しんしんだ」
校長先生もにやにやしながら、
「わしも若けりゃきっと同じようにしただうな」
「同感です!」
「若いころは無頼派(ぶらいは)と言われたわしじゃ、ホントはいまだってそうしたいがね」

17 「ところで、今度の冒険授業に君にも同行してもらいたいんじゃ、カケローニ君」
「わたしがですか。ええもちろん行かせていただけるのなら・・・」

カケローニ先生はまだ若く、冒険授業の担当を一度もしたことがありません。

「校長のそばで、これまでの冒険授業の経験を直接学べるのなら、わたしにとってもいい経験になります」
「いやいや、そうではない。
校長代行としてだよ」
「ブライトン校長の代わり?わたしが、ですか?」
「君の経歴からいってぜひ行ってもらわんとこまることがあるんだよ。
急な話ですまんがなぁ」

校長先生には何か考えがあるようです。
カケローニ先生はとても驚きましたが、わけを聞いてもちろんその役目をつつしんで受けたのは言うまでもありません。

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