カワセミの涙。
以前住んでいた家の前に川があり、対岸には一本の樹が静かに立っていました。そこから川面をめがけて飛ぶカワセミの姿も見ることができました。ところがある日、突然その木が切り倒されてしまいました。護岸と河川整備のためだと工事の人が言っていました。3年ほどして遊歩道ができ、ベンチが置かれ、確かに近代的にはなったようです。しかし私たちはいったい何を愛でてそこを散策すればいいのでしょう。
快適な暮らし。それはそうしたさまざまな犠牲の上に築かれていることを思い知るできごとでした。
あのカワセミたちはどこへ行ってしまったのでしょうか。
このブログのタイトルバックに登場するカワセミは、本来こうあってほしいという理想の姿を描いてあります。
生物多様性・・・・。
さまざまな生き物たちが普通に暮らせる環境。
そんな世界を「自然力の星」と名付け、そこに暮らす生き物たちを描いていきたいと思っています。
ぜひまたお立ち寄りください。(ミム)
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コメント
カワセミが泣いている
名古屋市で今年COP10が開催されるのですが、人間が便利さを追求したつけを、他の生き物の生活圏を狭めたり、壊したりしてきたのは事実ですよね。人間だけの地球ではなく多様な生き物が共存してこそ健康な地球でいられるんですよね。
ト・トロの柄にもなくそんな真面目なことを考えさせられるイラストです。
また、見せていただきに来ます。
投稿: ト・トロ | 2010年4月18日 (日) 16時26分
エコロジーとアメニティー。
両立させるにはある程度の(かなり、かな)努力が必要みたいですね。(ミム)
投稿: | 2010年4月18日 (日) 17時09分